【ポケモン剣盾】シリーズ12考察/シングル ザシアンの素早さ

【禁止伝説2体採用 GSルール考察】

 

みなさんこんにちは、zapudosです。

 

今回も前回に引き続き、シリーズ12の考察をしていきます!

 

 

シーズン当初のメタ対象

 

シリーズ12のルールが発表された直後、最も恐れる禁止伝説2体の並びはザシアン/カイオーガ(通称:ザシオーガ)と言われていました。結果としては、上位の構築には少なかった並びですが、どの構築もこの2体を強く意識した構築となっていました。

 

今回はこの2体に焦点をあて、考察をしていきます!

 

*ザシアン(けんのおう)

 

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フェアリー/はがね

90-170-115-80-115-148

特性:ふとうのけん

持物:くちたけん

 

前回の記事でも出てきたザシアン。今ルールは現状このポケモンが中心で回っているといっても過言ではありません。私自身も先月ザシアンを使い、何とか上位帯に喰らいついて戦うことができました。(2桁には届かずでしたが。。。)

 

しかし、こんなに強いザシアンですが、とある悩みがあります。それが素早さラインです。ある方が集計していた上位帯ザシアン素早さデータを拝見したところ、とてもまばらな調整となっていました。

 

具体的には

最速(実数値:220)

最速130族抜き抜き調整(実数値:202)

準速130族抜き以上(実数値:183~200)

それ以下(実数値:182以下)

 

大まかにはなりますが、この4種類に区分されます。上位帯の95%はザシアンに耐久を振っていますので、素早さラインがあがるほど火力も下がっていきます。次に、各素早さラインのメリットとデメリットです。

 

 最速(実数値:220)

しっかりと耐久を振ることで、ザシアンミラーに強くでることができます。基本的に自身より素早さが低いザシアンには運が悪くなければ負けません。しかし、努力値【HSベース】となるため、やや火力不足が否めません。

 

ほとんどの方が『つるぎのまい』を採用してその火力不足を補ってましたが、代償として『でんこうせっか』の採用を見送っています。

 

 最速130族抜き抜き調整(実数値:202)

こちらの調整は珍しく、極々一部の方が使っていた調整です。S+1で最速130族を抜く調整(実数値:134)の上を取る意図があったのだと思います。最速以外のザシアンの上を取れるのも大きなメリットです。また、余りの努力値を火力や耐久に回せ、カスタマイズ性も向上しています。

 

 準速130族抜き以上(実数値:183~200)

ザシアンの性格を【いじっぱり】にすることができ、ザシアンに期待する火力を実現することが可能です。『つるぎのまい』を採用せずに済むことで、空いた枠にその他の技を組み込むことができます。

 

しかし、ここの素早さラインは激戦区となっています。もとは「準速ムゲンダイナ(実数値:182)」を意識した素早さラインが環境が進んで上昇していったと推察します。

 

 それ以下(実数値:182以下)

ザシアンにかなりの火力を見込め、突破性能を上げた型です。共通しているのは「準速エースバーン(実数値:171)」抜きは意識している点です。また、【カイオーガのしおふき耐え調整】などもでき、構築に合わせて予想以上の耐久性を持たせることができます。

 

しかし、こちらも準速130族抜き同様に激戦区となっている上に、過半数のザシアンミラーで負けてしまいます。

 

 

以上がザシアンの素早さラインのメリットデメリットになります。実数値202以上が2割、183~200が4割、それ以下が4割といった分布です。(ちなみに私は実数値183で使っていました。)

 

素早さひとつとってもこれだけのことが考察されるポケモン

まだまだ語っていきます!

 

(長くなってしまったので、カイオーガの考察は次の記事へ)